概要
地方のWebコンテンツ制作・印刷会社の自社ブランディングの転換、新規事業立ち上げのサポートを行った。新規事業立ち上げを目指す中で、Webマーケティングのノウハウを教示し、準備を開始。営業資料やホームページのリニューアル、提携銀行とのアライアンス強化などを通じて具体的な実装を目指した。マーケティングオートメーション(メール配信)ツール導入により、自社でのマーケティング活動をスタートした。
期間
2022年01月〜2022年12月
背景
クライアントは地方のWebコンテンツ制作会社(ランディングページ、ホームページ、ECサイト等)、元々印刷会社としてスタートしており、現在も販促用印刷物(ポスター、リーフレット、カタログなど)の制作を手掛けている。(他、システム構築など)
利益率の向上を目指して、Webマーケティング全般の支援を行う企業への事業転換を目指していた。
課題
・印刷事業がメインだったころからの顧客には「印刷会社」として、Webコンテンツ制作がメインになってからの顧客には「Web制作会社」として認知されており、ブランドイメージが定まっていない。(印刷もWebもできる会社として認知されたい)
・競合に負けないよう、マーケティングのスキル・ノウハウも蓄積していきたい。(たたき台としてメール配信を始めたい)
取り組み
・既存事業の現状と課題確認
・Webマーケティングのノウハウ教示
・新規事業のプロダクト定義
・営業資料、ホームページのリニューアル
・マーケティングオートメーション(メール配信)ツールの導入
結果
・ブランディングの転換:既存の4事業(Webプロモーション・デザイン・EC構築・システム開発)のうち、従来は最も実績も多いデザイン(紙媒体・Web含む販促物)を最も全面に押し出していたが、Webプロモーションを全面に出す形に変更
・上記方針に基づきホームページ・営業資料等をリニューアル
・マーケティングオートメーションツールの導入、試験運用開始
・提携銀行とアライアンスを強化(銀行の既存取引先への紹介:従来はWebコンテンツ制作のみであったが、全プロダクト(マーケティング支援含む)の協力が可能に)
取り組みのアウトプット
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(現状の課題確認)現在の案件獲得までの流れを図式化し、問題点を明らかにしていく。今回のケースでは自力での販促を行っていないこと、パッケージ化された商材がなく見積り提示に時間がかかっていることが問題であった。
(新規プロダクトの検討)顧客のニーズを分類し、それに合ったプロダクトが存在しない領域を探していく。現状は「顧客がしてほしいこと」ベースではなく「自分たちができること」ベースでのサービス分類となっていた。
(会社案内資料のリニューアル案)今後の中核となるWebプロモーション事業でできることを図式化。顧客がどこで困りごとを抱えていても「ワンストップで対応できる」ことをPR。
(新サービスの紹介資料案)従来は「Web制作のみ(ランディングページやサイトを作ったらそれで終わり)」であったが、集客のための広告運用代行もセットで販売できるようにした。
(対エンドクライアント向け提案資料の改定案)製造業向け採用サイトリニューアルの提案書。KGI・KPIなど上流での目標設定から、下流のWeb制作工程に落とし込んでいく。(コンサルティングにてノウハウを教示)
(対エンドクライアント向け提案資料の改定案)製造業向け採用サイトリニューアルの提案書。求人者のペルソナ分析・カスタマージャーニーマップなど戦略を策定し、Web制作の設計図とする(コンサルティングにてノウハウを教示)
(対エンドクライアント向け提案資料の改定案)製造業向け採用サイトリニューアルの提案書。リニューアルする採用サイトを核とした求人集客経路の全体像を示す。(コンサルティングにてノウハウを教示)
(hubspotによるメール配信業務フロー)既存顧客に向けて自社プロダクトを紹介するメール配信をスタート。「印刷やWeb制作だけでなく、マーケティングもできる会社」の認知を広げる。